2012.11.27 Tuesday
わが家の近くからも、真っ白な富士山が見える季節となった。 そして、昨日まで1枚残っていた柿葉フレディ君は、今朝はすでにさよならしていた。柿の実の方は、にぎやかにやってくる、ひよどり、めじろ、すずめのお腹を満たして、昨日30個ついていたはずが今日は20個ぐらいに減っていた。フー吉は、陽だまりの縁側にでても、小鳥なんてもう興味ないと、自分の身づくろいに余念がない。小鳥たちも、無害なフー吉なんかに目もくれない堂々と柿を上手についばんでいる。 11月18日、東京北区の「北とぴあ国際音楽祭2012参加公演 野ばら×91」を聴きに行った。 その意味は、知る人ぞ知るなので説明はしない。 1時から9時まで7部構成でのコンサートは、大成功であった。友人の故坂西八郎さんの仕事・遺志は、若い芸術家にこうして引き継がれていくという実感が持てた。 バリトンの土田悠平氏によって歌い上げられた第7部は圧巻だった。特にアルメニア人、ロマノス・オヴァキロヴィチュ・メリクヤン作曲のアルメニア語の歌詞の「野ばら」を、アルメニア出身のカレン・イスラエリヤンのバイオリンの伴奏(ピアノは田村修平氏)で土田氏が歌い終わった時は格別だった。これが、アルメニアの「野ばら」!アルメニアから3週間前に帰国したばかりの私には、直感的に(何の音楽的、詩的知識なしに)世界に散ったアルメニア人の心を歌ったように思われた。 高校時代からの親友、坂西雅子さんと並んで、若い芸術家たちの「無謀」とも思えたこの企画の成功を心から祝い、彼らの将来に対して、手の痛くなるほど、拍手を送った。 11月20日、高校時代の友人と高尾山に登った(といっても半分はケーブルカー)。11月は高尾山のもみじ祭りの最中。平日なのにものすごい人出。この木の紅はすごいが、全体は黄色が多い。 11月21日~22日、八ヶ岳の麓に行った。 これは、山梨県側から見た八ヶ岳の最高峰、赤岳(2899m)である。 研究は、コーカサスの地を思いながら何度も修正し、加筆し、苦闘している。 最近の私の心情に「です」「ます」調はあわない。 |