2013.09.21 Saturday
はじめまして。わたしは、ラオス生まれの猫イクラと申します。3歳の♀です。 窮屈なキャリーバッグに入れられて、成田に着きました。今日で丁度1カ月です。 ラオスでは一人っ子だったのに、この家には、100歳を越えたような、おばあちゃん猫のタラちゃんと、おじいちゃん猫のフー吉先輩がいて、わたしをジロリとみましたが、先輩は2階に縄張りがあるようなので、1階に落ち着くことになりました。 とはいっても、やはり猫同士、仲良くなりたいので、わたしは朝になると階段を上って2階に行き、何度もすれ違ったり、後ろから詰め寄ったり、正面から出くわしたりしているうちに、おじいちゃん猫のフー吉先輩とは仲良くなってきました。 フー吉先輩も夜、階下にやってきてくれて、2匹で顔をなめなめしました。 タラちゃんは、18年前、2歳の時、アメリカのミシガン州から長い旅をしてこの家にやってきたそうです。 わたしは2階も、遠慮なく歩きまわってみますが、この家の、人間の方のおばあちゃんは、2階のコーナーで一日、机に向かっています。どうやら、おばあちゃんの1階の縄張りを、私に譲ってくれたようなのです。このとおり、庭から、やもりも入ってきて、歓迎してくれて、日本の畳の上で快適。 人間のおばあちゃんは、なんだかわかりませんが、「三校」というものを昨日終って、「索引」というものをつくっているらしい。「これは、事項、これは、人名、これは、地名」とブツブツ言って、ときどきマーカーペンの色を間違えているようなのです。とても長いもので簡単には終わらないらしい。 この人間の方のおばあちゃんの、とんだとりこみ中に、わたしが現れたというわけですが、もともと猫大好きのおばあちゃんは、わたしをタラちゃん、フーちゃんと同じようにかわいがって、わたしがチョイと家の外に出ると、「イクラちゃーん」と探しにきてくれます。 ですから、猫3匹で、人間のおばあちゃんの「索引」つくりの応援をしなくては! といってもどうすればいいかわかりません。「猫の手」では何もできないにゃん。 |