2014.02.24 Monday
2月の3分の2は、八王子は雪に埋もれていました。 2月8日と13日に降った大雪のために、つい数日前までバスの運行もままならず、都心で予定していた拙著についての講座は延期、大学セミナーハウスの奥にある特養老人ホームの傾聴ボランティアも、里山作業も、金八デモも官邸・国会前集会も1度は中止になりました。 1月に、拙著をお送りしたかたから、いろいろな形で反応がありました。 ・厚くて驚いた。持ち運びできない。 ・内容からいってあの厚さは必要だっただろう。 ・表紙カヴァーが感じがよい。 ・わかりやすく、臨場感のある書き方だ。 ・ポイントが大きく、注がそのページごとについているので、読みやすい。 ・初めて知ることが多かった。 ・構成に苦労しただろう。 ・人物、事象の、個別的ピンポイントについて、不統一、不十分な点がある。 ・誤植がある。 ・「てにをは」がおかしいところがある。 ・写真、書簡について、出所は書いてあるが、掲載許可をとったか書かれていない。 等等。 ありがとうございました。 誤植については、一言もありません。 私の「校正恐怖症」、「校正認知症」、「校正発達障害」は克服できませんでした。 50年、この仕事をしていても、癖が直らず、経験が蓄積されてないことを改めて思い知らされます。 研究能力に占める「校正」能力の位置、重要性を直視し、徹底的に改善する必要を痛感しています。人間であるかぎり「誤りは避けられない」のは分かっています。しかし、それを極力少なくする努力に欠けるところがありました。 今、とりあえず「正誤表」を作っています。 次の仕事では、「校正の仕方」を徹底して、学び直そうと考えています。 次の仕事って何? 終ったんじゃないの? いや、誤植の雪辱をとげるためにも、雪の中でふくらむ木々の芽のように、今、私自身の中に萌え出てきている次のテーマに、4月からとりかかりたいのです。 幸い研究に定年も終わりもないのですから、やれるところまでやってみたい!! 何だかオリンピックの選手のインタビューに似てきました・・・・・ |