2014.08.27 Wednesday
仕事の場所を、階下から、2階の狭い書斎コーナーに移してから早、1年以上たちます。書架にならぶ本や資料は必然的に入れ替わっています。 あいかわらず、ごちゃごちゃですが、確実に入れ替わっているのです。 23日に、女性労働問題研究会主催の拙著の批評会の第3回目が終わりました。 コメンティターは、研究会の長い会員である北大名誉教授の荒又重雄氏にお願いしていたので、この暑いさなかに氏は、秋風の吹き始めた札幌からわざわざ上京してくださって、申し訳ない思いをしました。 50年前の、私のクラーラ・ツェトキーン研究着手のときから、新川士郎先生と、進捗状況を身近にみていてくださった氏ならではのコメントも多くあり、集まった方は、別世界を覗かされた思いがしたかもしれません。 古い会員から新しい会員まで17名集まりました。懐かしい顔、嬉しい組み合わせなど、有り難いことでした。主催してくださった研究会、それに世話人の方にお礼を申し上げます。 討論で出された問題は、やはり私の次の研究でお答えするしかありません。 それまで待ってくださいといっても、もはやあと50年と云うわけにはいかず、せいぜい5年? こうして、3回の企画もあっという間に過去となりました。 私の書斎コーナーの中身がどんどん入れ替わるのは当然でしょう。 この間、原発関係と特定秘密保護法関係で2度(15日と24日と)のパブコメの締め切りが入り、これも例によってドタバタとメールで送信しました。 市民運動の形態に、これまで署名というのが大きな位置を占めていました。 今は、パブコメが主流とまでは行かなくても加わっています。パブコメを書くには、署名より多くの知識を要求されます。 郵送、FAXでも可とはいえ、メール送信が主流でしょう。パブコメワークショップが開かれたり、パブコメの例示が多数MLを通じて流されています。 女性運動についても全く例外ではありません。パブコメを超えて、運動の側の主体性・統治能力が重視される時代です。 クラーラの時代の運動が、内容だけでなく、形態においても、今日の運動にどのように繋がって行くのか、どう発展させていくのかを、立ち位置をずらさずに、感性を研ぎ澄ましてきちんと見据えるという課題が、私の次の研究に課されています。 時の早く経つことを嘆くのはまだ早い! 8月25日の『朝日新聞』夕刊に、オノ・ヨーコ氏の言葉が、「81歳の気迫」として載っていました。 「私たちは本来皆若いのよ。それを社会の法則に合わせて生きようとするから年をとっちゃう。私はそんなこと考えてませんからね」。 そういえば、8月16日、「女声合唱団くらら」のファースト・コンサートを指導した、八王子在住の83歳の歌手、渡辺昌子さんも「昌子さんの情熱に『枯渇』の文字はありません」と紹介されていました。 私もガタガタいうひまがあったら・・・・・。 |
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